今年ももうすぐ終わりますね。
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
僕は最高の気分です。
ところで、今年のひととわさんはなんとちょっぴり黒字でした!!
ありがとうございます!
皆さんのお陰です。
ちなみに去年は70万位の赤字。
しかし今回お伝えしたいのは裏側の細かい数字ではなく
小麦の細かい数字の話です。
数字苦手~って方へ
全粒粉使ってたら、6年と210日分の朝食を無駄にしないのと同じ効果があったよ。って話でした。
題名は計算間違えでしたが、インパクトを与える為そのままにしました!
題名詐欺です。すみません。
それでは数字苦手な皆さま
「今年1年間どうもありがとうございました!来年もひととわを続けられるのは皆さまのお陰です。大変お世話になりました。それでは皆さま良いお年をお迎えください。」
では引き続き、細かい数字が好きな方へ
数字苦手だけど頑張ってくださる方へ(ありがとうございます。)
全粒粉のお話です。
まず小麦の構成について
胚乳(83%)表皮(15%)胚芽(2%)の3つの部分から構成されています。
胚乳は内側の白い部分
表皮、胚芽は外側の部分です。
そして同じ胚乳でも中心部に近ければ近いほど白くミネラルも少ないです。
逆に中心部から離れるとグレーがかった色になり、ミネラルの含有量も上がります。
灰分(ミネラル)の低い粉(中心部に近い部分だけ使った粉)
灰分の高い粉(中心部から離れた表皮に近い部分も多く含まれる粉)
といった表現をします。
パン屋さんで多く使用される一般的な白い小麦粉(強力粉)について
主に胚乳部分(内側約60%)しか使いません。
つまり残りの胚乳部分23%と
更に表皮と胚芽合わせた17%は使われません。
使われない胚乳部分は灰分の高い小麦としてブレンドされて製品になりますが
ふすま(表皮+胚芽)の大部分は飼料になります。
つまり外側17%は食用になりません。
当然ですが全粒粉では100%使用します。
ちなみに日本には「全粒粉」について明確な定義はありません。
なのでここでは「小麦丸ごとそのまんま全部」ということで話を進めます。
本題です。
今年ひととわでは全粒粉を約2t使用しました。
もしこれが全粒粉でなく精製された白い小麦だった場合。
2tの白い小麦粉を得るために必要な小麦の量は
2t÷0.6=約3.3tです。
3.3tに含まれているふすまの量は
3.3t×0.17=0.56t
つまり560kg分を飼料などにしています。
廃棄してないだけマシですが、もったいない!
ついて来れていない方
お父さんに聞いてみよう。
お母さんじゃない!
お父さんです。
要するに何が言いたいのかと言うと
お母さんは数字に強くないことが多いよ。
ちなみにまなみちゃんはチンプンカンプンでした。
あ、間違えた。
いざと言うとき頼りになるのはお母さんです。
はい。
分からない人はとりあえず2tの白い小麦粉を得るのに3.3t小麦を用意して
その内560kgは捨てちゃうと思ってくれれば大体OKです。
つまり
全粒粉のパンを食べたおかげで健康に良いだけでなく
今年1年で
560kg分のロスを減らすことと同等の効果がありました!
めっちゃ凄い!!
ところで
560kgの小麦でどれくらいの量のパンが焼ける?
ひととわ全粒パンなら約1200本
大食いの独身男性が毎朝の食事に半分食べたとします。(食いすぎ!)
1200×2で2400日分です。
つまり6年と210日分の朝食を賄うことが出来ます。
皆さんが
全粒パンを買ってくださった事が
それだけの量の食料を無駄にしないことに繋がりました。
という事で僕は皆様のおかげで最高の気分の中、自己満足に浸りながら新年を迎えられます。
ちなみに日本で小麦の年間消費量は
2010年で613万tです。(農林水産省調べ)
その内、パン用(強力粉)に使用されているのが11.5~13%
12%で計算すると
613万×0.12=約73.6万t
これを先ほどの計算に当てはめると
パンだけでも
73.6万t÷0.6=122.7万t
122.7万t×0.17=約20万8533tのふすまを無駄にしている計算になります。
あくまで計算場上の数値ですが
これは一体何年分の朝食になるんだろうか?
この無駄を無くしていきましょう!!
来年も頑張ります!
それでは今年1年どうもありがとうございました。また来年もよろしくお願いいたします。
良いお年をお迎えください!
Einen guten Rutsch ins neue Jahr!
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