生きるという事は何か問いたい

栃木県上三川 小麦の生産者 上野長一さん


毎月畑の様子などの便りをくださるので、みなさんにもお伝えします。



2019年7月


いつもいつもありがとうございます。


このところ梅雨の戻りでしょうか?

7月中旬とは思えぬ涼しさ、寒さが続いております。

朝方など足が寒いので、靴下が必要なくらいです。

栃木でも南の方の私の所でこの天候なので、東北の気象が気になります。

今朝も北風の冷たい風や、「やませ」とやらが来ないことを祈るばかりです。

世界各国でも異常気象が起きておるようです。

北半球の気流の流れが変わってしまっている。

その変わる原因が北極の気温が上がり氷も解けて居る為とか、聞いております。

人の生活がもたらす大きな変化に各自が気付き対策をと思います。

確かな未来を次の世代に渡したいものと思います。


4月の種まきからスタートしました、今年の稲作りも約3カ月が過ぎ

気持ち的に仕事から解放された気がしますが

作物も草も育っておりますので次のステージへと進んできました。


この時期は稲にとって大切な時期となりました。

体内に穂を身ごもるのです。

よってより天候が気になる所です。

私の所では8月上旬に穂が出ますので

今、稲の株元、茎元には稲穂の小さな小さな命が宿り始めました。

これはコシヒカリの品種でして、品種によって差があります。

北海道の品種は間もなく穂が出そうですが、九州方面の品種は9月上旬に穂が出るので、まだまだ栄養成長しております。


そんな大切な時期、この天候では空を見上げて手を合わせております。


「無事実入りしますように。」


今年の田植えも様々な方々に助けられて進められました。

6月の種、保存用の稲の田植えは15人程集まってくださりました。

遠くは新潟大の学生や先生、そして宇都宮大学の学生も何かの時はスケットに入ってくださり、また東京からも参加してくださり、この種子がとりもつご縁に有難く感謝一杯です。


今から35年前自然農法の川口由一様より頂いた

赤米、黒米を集めたのがはじまりで、今や500種とも600種とも思いる稲たちとともに、今の稲作りをさせて頂いてます。

もし、これらの稲たちに巡り合ってなかったら今はない。

稲の豊かさ心の豊かさを頂いておるのが現実です。


この3カ月弱、稲の発芽不良、苗の生育不良が重なりアタフタ日々が続きました。

何年やっても失敗続きです。

同じ様な仕事内容と思っておるのにまた前年の失敗を重ねないようにと気配りしておるのに思うようにいかないものです。

ちょっとした変化が結果として残るようです。


そんな稲の失敗、機会のトラブルもあったりして

迷いの中の田植えでしたが、稲は田植え作業をして田んぼに移すと見違える姿に育ってくれましてホットしております。

1株15~20本位になり、㎡当たりの茎数も250本前後となりました。

㎡当たり350本位、茎数になればよいのではと思っておりますので、もうすぐでしょう。

稲も栄養成長から、穂づくりの為への生殖成長へと体質を変える時期なのです。


日中は夏日で夕方ライ雨で涼しくなるのが理想の天気ですが

今の空模様では心配。

ただただ、草たちは元気すぎます。

刈っても刈っても次から次へと発生してきます。

草のように元気に。


そのような中、小学校の出前授業に出かけました。

6月に田植えをしておるので、稲の観察と田んぼの中の生き物調査でしたが

年々生き物が少なくなってきてます。

出前授業も15年になるのですが少なくなってきているのを感じます。


その上、生徒に次の質問をしたところ


①田んぼにいっぱい生き物の要る田んぼで取れたお米と

②田んぼに生き物も草も生えていない所で取れたお米と

どちらを食べますか?


との問いに

答えは、②なんです。

草も生き物もいない、綺麗な田んぼのお米を食べるこの答えに


なぜ?


と聞きなおしたところ

生き物がいる田んぼは生き物のフンやら死骸などが汚いという答えでした。

よって生き物に対してのまなざしの違い、普段からの生き物へ対しての思いが

普段から接することなく姿を見てない、この感覚に心が重くなるばかりです。


現代社会の身の周りを見直す大切を!

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